オルソケラトロジー・メガネ・コンタクトレンズ・レーシックの特徴とメリット・デメリット比較

近視のための様々な視力矯正法

インターネットの発達やスマートフォンの普及により、デジタルな情報が溢れかえる社会のなかで、生活者は日々何かしらの情報デバイスに触れているといっても過言ではありません。

それに伴う過度な「目」への負担が、視力の低下に繋がっています。

一方で、視力を矯正する方法も選択肢が増え、「眼鏡」や「コンタクトレンズ」以外にも、手術により視力を回復する「レーシック」や、夜寝ている間につけて日中裸眼で過ごせる視力矯正治療「オルソケラトロジーレンズ」など、新しい視力矯正方法に注目が集まっています。

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近視の視力を矯正する原理

光の曲がり方を変える

そもそも、メガネやコンタクトレンズ、オルソケラトロジーとレーシックでは、近視の視力を矯正するメカニズムが異なります。

近視の矯正には、目に入ってきた光が網膜上で焦点を結ぶ(=ピントが合う)ように、光の曲がり方(屈折)を変える必要があるのですが、その方法は2通りあるのです。

近視の視力矯正方法

近視の視力矯正方法

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メガネ・コンタクトレンズの視力矯正方法

光が網膜に到達する前に光の屈折を変える

メガネやコンタクトレンズの場合は、凹レンズ(近視用レンズ)を角膜より前面に配置することで、ピントを合わせます。

メガネの視力矯正方法

メガネの視力矯正方法

コンタクトレンズの視力矯正方法

コンタクトレンズの視力矯正方法

 

オルソケラトロジー・レーシックの視力矯正方法

角膜を変形させることによって、光が角膜を通る際に光の屈折率を変える

オルソケラトロジーレンズやレーシック手術の場合は、角膜を平らにすることで光の屈折率を変化させ、ピントを合わせます。

オルソケラトロジーの視力矯正方法

オルソケラトロジーの視力矯正方法

レーシックの視力矯正方法

レーシックの視力矯正方法

オルソケラトロジー治療の費用・お試し装用について見る

 

様々な近視矯正治療法の特徴~メリット・デメリット比較~

メガネ、コンタクトレンズ、オルソケラトロジー、レーシックの4つの近視矯正治療法には、それぞれに特徴、メリット・デメリットがあります。

どの治療法がご自身の目の状態や生活習慣に適しているかご検討のうえ、ぜひお近くの眼科・クリニックまでご相談ください。

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メガネの特徴

メリット

・基本的にケアが簡単
・装用時間に制限がない
・感染症や角膜が傷つくリスクが低い
・かけ外しが簡単
・目薬使用可
・ファッションアイテム的な役割

デメリット

・激しい運動には不向きで壊れやすい
・度数が高いと物の大きさや距離が実物と異なる
・左右の度数差が大きいと不向き
・外見が変わる
・温度差でくもる

 

コンタクトレンズの特徴

メリット

・強度近視・強度乱視でも矯正可
・左右の度数差があっても使える
・外見が変わらない
・視野が広い
・強い度数のレンズを使用しても歪みが少ない

デメリット

・長時間の装用には不向き
・使用法によっては目を痛めることがある
・ケアに手間がかかる
・治療用の目薬が使用できない場合がある
・重度のドライアイ・花粉症の人には不向き
・角膜内皮に対して悪影響がある

オルソケラトロジーの特徴

メリット

・日中の裸眼生活が可能
・手術の必要がない
・近視進行を抑える効果があるといわれている
・角膜の柔らかい子供には特に効果が期待できる
・レンズの装用をやめると角膜の形状が元に戻る
・心理的負担が少なく始められる
・近視性乱視も矯正可
・裸眼でスポーツができる
・装用時のレンズの破損やズレのリスクが低い

デメリット

・強度の近視・乱視には不向き
・遠視の矯正は不可
・安定した視力を得るのに時間がかかる
・夜など暗い場所で光がにじんで見えることがある
・眼疾患のある人には不適応な場合がある
例)強度のドライアイ、アレルギー、円錐角膜、眼底疾患など
・一般のコンタクトレンズ同様ケアに手間がかかる
・保険適用外のため費用がかかる

レーシックの特徴

メリット

・即効性が期待できる
・裸眼で生活可能
・ケア用品の購入などのコストがかからない

デメリット

・手術後の長期予後は不明な点が多い
・手術後は角膜の形状を元に戻すことができない
・ドライアイになることがある
・保険適用外のため費用がかかる

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