オルソケラトロジー治療の流れ・レンズケア
オルソケラトロジー治療の流れ
治療を成功させるには
オルソケラトロジー治療を受ける場合は、日々の使用にも細心の注意が必要です。使い方を守らなかったりレンズケアを怠ると、一般的なコンタクトレンズと同等のトラブルが起こり得ます。
オルソケラトロジーに使用するレンズは医療機器です。(厚生労働省分類:高度管理医療機器クラスⅢ、角膜矯正用コンタクトレンズ)処方には高度な専門知識と経験が必要ですので、日本眼科学会が指定した眼科専門医が処方し、適切な治療を実施することになっています。
オルソケラトロジー治療を成功させるためには、眼科専門医の指導のもと適切なレンズケアを行うことが重要です。オルソケラトロジーレンズの使用を開始した後も眼科・クリニックで必ず定期的に検査を受けましょう。
レンズデザイン
角膜に直接装用するため、使用者の角膜の形を考慮して選択します。
素材
特に柔らかさ・割れにくさも大切なポイントです。
酸素透過性 (酸素の通りやすさ)
酸素をよく通すものの方が、就寝時の装用には安心です。
初回検査
初回検査の流れ
①治療の説明
②適応検査
- 屈折検査:目のデータを測定する検査
- 視力検査:目がどのくらい見えているかの検査
- 角膜形状検査:角膜がどのような形をしているかの検査
※詳しい検査内容は、眼科・クリニックまでお問い合わせください。
③装用練習
※お試し装用体験は実施していない眼科・クリニックもございます。詳しくは眼科・クリニックまでお問い合わせください。
④レンズ処方
⑤装用体験
レンズのお渡し
①フィッティング確認
②装用練習
- レンズを洗浄、チェックをしてから目薬(人工涙液)をレンズの内側に数滴入れます。
- 下を向き、両目でまっすぐ見ながら、レンズを軽く角膜に押し付けるように入れます。
- 顔を上げてゆっくりまばたきをします。
※レンズの洗浄・保存は、推奨ケア用品の取扱ルールに従い行ってください。レンズ装用時には、目やレンズに異常がないかよく確認してください。
③レンズお渡し
定期検査
オルソケラトロジーレンズのお渡し後、定期的に検査を受ける必要がございます。
- 翌日
- 1週間後
- 2週間後
- 1か月後
- 3か月後
- 以後3か月毎
定期検査は必ず受診しましょう
定期検査は、目の検査、レンズの取扱方法の確認など、レンズを快適に装用していただくためには欠かせない検査です。
どんなに調子がよく装用していても、気づかないうちに目やレンズに負担をかけていることがありますので、医師に指示された定期検査は必ず受診しましょう。
見え方が急に変化したり、何か異常を感じたりした場合はすぐにレンズの使用を中止して、決められた検査日以外でも眼科を受診してください。
目やレンズに関して気になることがあれば、定期検査以外でも眼科・クリニックまでお気軽にご相談ください。